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LAND ROVER シリーズⅠ 特別展示のお知らせ

ランドローバーファンの皆様へ、

いつもジャガーランドローバー柏のブログをご覧頂き、

誠にありがとう御座います。

 

前回のJAGUAR E-TYPE 特別展示に引続き、

LAND ROVER シリーズⅠをジャガーランドローバー柏ショールームに特別展示致しました。

 

シリーズⅠは第二次世界大戦後の1948年 アムステルダムモーターショーで発表され、

当時の米国のジープをベースに開発されたランドローバー初の自動車となりました。

まさにランドローバーの歴史を語るうえで最も重要なクルマになります。

 

展示中の車両はジャガーランドローバーのクラシックカー部門が、

ランドローバーの生まれ故郷(製造元)、英国ソリハル工場でフルレストアし、

1948年当時の形を忠実に再現した、世界的に非常に希少な1台となっております。

※ちなみに現在販売されているランドローバー日本仕様の製造もソリハル工場で生産されています。

シリーズⅠの始まりは、

ローバー社のチーフエンジニアのモーリス・ウィルクス氏が北ウェールズにあるアングルシー島で、

アメリカ軍が使用していたジープを所有していましたが、

故障の続出と部品の入手が困難な事から、

戦後復興の輸出事業と英国が誇るアルミニウムの製造技術を駆使して、

英国版ジープを作ろうと思った事がきっかけでした。

クルマのデザインはアングルシー島の砂浜で描いたスケッチを元にデザインされたと言われています。

 

シリーズⅠの始まりはランドローバーの歴史の始まりでもあります。

次にランドローバーの歴史やストーリーの話をさせて頂きます。

フロントグリルに付いているランドローバーのロゴマーク↑

昔も今もほとんど変わらない楕円形のデザインを採用してます。

 

このロゴの由来は当時のデザイナーがランチの際に気に入った、

ピルチャード(イワシの缶詰め)の形からヒントを得てこのマークになったと言われています。

と、理由も見た目もシンプルなロゴですが、

着飾らず歴史や伝統を大事にする英国人の理念から、

現在に渡り、この形のロゴが採用されて来ました。

(現在のランドローバーロゴ🥫↑)

また、ランドローバーの社名の由来は、

大地を意味する(LAND)と流浪を意味する(ROVER)を組み合わせた造語から来ており、

初代シリーズⅠ (LAND ROVER)の開発に携わったモーリス・ウィルクス氏が、

【大陸を制覇し、道があればどこにでも行けるクルマを作りたい】

という彼の夢とスピリットからランドローバーというブランドネームが誕生し、

約70年前の彼の思想を忠実に受け継ぎ、今では世界唯一の四駆SUV専門ブランドになりました。

シリーズⅠはランドローバーのブランドアイデンティティを具現化した特別なクルマになります。

 

展示中はカギを締め切りにしていますが、特別に車内を撮影しました↑

70年前のクルマだけあって、かなりシンプルな作りですが、

無骨なインテリアと外装色と同じグリーンの内装にまとめ上げられてカッコいいです、、。

どこへでも走っていけそうな雰囲気が伝わって来ます。

一昨年フルモデルチェンジしたDEFENDERの内装と比較してみました↑

恐らく70年前当時の開発者は、70年後にこういう形やテクノロジーが採用されると思いもしなかったと思いますが、

水平基調のデザインや、ドアの内側が外装と同色になっていたり、

当時のシリーズⅠのデザインをオマージュした部分が多数採用されていることが分かります。

シリーズⅠと現行DEFENDERのインテリアの共通ポイントの一つ↑

最新のクルマですが、あえてリベット止め(ネジ止め)を採用しています。

こういったワンポイントがクルマ好きの心をくすぐるデザインでありながら、

かわいらしい所も女性のお客様にも人気です。

他にもたくさんオマージュされたポイントが御座いますので、

是非ショールームで見比べてみて下さい。

 

ブランドの誕生から70年以上と歴史の長いクルマですが、

ランドローバーは英国の歴史も深く関わっており、

第二次世界大戦後、疲弊したイギリス国家の再建を支えたクルマとしてシリーズⅠは大きく貢献しました。

英国王室のエリザベス女王2世も愛したクルマと言われ、

エリザベス女王が英国軍に入隊していた際に軍用車両の整備や軍用トラックを運転していた経験から、

プライベートでは自らシリーズⅠをメンテナンスをしながら乗られていた様です。

(エリザベス女王が軍隊に入隊していたという事にも吃驚です。)

 

そんなシリーズⅠですが、

王室の他にも軍隊や警察、荷台を改造してトラックに使用する等

英国国民に愛される国民車としても幅広く利用されてきました。

 

たくさんのエピソードが詰まったクルマなので、

ブログでは伝えきれない部分も御座います。

続きはショールームでお話させて下さい!

 

ここまで歴史の話を色々致しましたので、

前回のE-TYPEに引続き、シリーズⅠの搬入の様子を紹介します↑

今回はエンジンをかけずに、

スタッフ皆でシリーズⅠを押しながら搬入しました。

今回も希少なクルマに興味津々なスタッフ達。

(右側からチラリとこちらを見ているのは坂本セールスです、、。↑)

色んな角度から食い入るように見学するスタッフ達↑

現行モデルの新しい機能や知識を吸収するのも大事ですが、

クラシックモデルやブランドの歴史を学ぶのも大事です。

スタッフ皆車が大好きなので、

搬入後シリーズⅠを見ながら車の話で夢中になっていました。

 

 

ブログ用の写真撮りまーす。と声をかけて撮影した写真↑

素敵なポーズで良い写真です!!

 

 

ってこらこら、ブログ用の写真なので

シリーズⅠより目立たないで下さい!(汗)

 

茶番になりましたが、

E-TYPEとシリーズⅠを同時に見れるのは、

本当に貴重ですし、是非皆様にもご覧頂きたいと存じます。

併せて、現行のDEFENDERのディーゼルモデルの試乗車も入荷致しましたので、

ご興味ある方はご予約の上、ご来店頂けると幸いです。

 

フルレストアされた大変貴重な車両となりますので、

ご鑑賞の際はクルマに触れたい気持ちをぐぐっと堪えて頂き、

ご鑑賞下さい。

 

スタッフ一同心よりお待ちしております。

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